成漢(読み)セイカン

デジタル大辞泉 「成漢」の意味・読み・例文・類語

せい‐かん【成漢】

中国五胡十六国の一。304年、てい族の李特四川建国国号は成、のち漢とした。都は成都。347年、東晋桓温に滅ぼされた。後蜀こうしょく

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精選版 日本国語大辞典 「成漢」の意味・読み・例文・類語

せい‐かん【成漢】

中国、五胡十六国の一つ。氐(てい)族の李雄が、三〇四年四川の成都を中心に建てた国。国号は成、後に漢。三四七年、七代で東晉に滅ぼされた。

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世界大百科事典(旧版)内の成漢の言及

【五胡十六国】より

…4世紀初頭,西晋八王の乱に乗じて,南匈奴の劉淵が挙兵して匈奴国家漢(のちと改む。前趙)を建設し,四川では氐族の李雄が成漢()を建てた。ついで漢は西晋の首都洛陽を占拠し,漢族社会は大混乱におちいった(永嘉の乱)。…

【成】より

…306‐347年。成漢,後蜀ともいう。西晋時代,飢餓に苦しむ関中方面の(てい)族は故郷の漢水地方に流れこんだが,これを指導する李特は,西晋の内乱に乗じて四川地方を占拠した。…

※「成漢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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