日本歴史地名大系 「成蓮院」の解説 成蓮院じようれんいん 和歌山県:伊都郡高野町高野山本中院谷成蓮院[現在地名]高野町高野山総持(そうじ)院の北にある。江戸末期頃まで南(みなみ)谷の南(なん)院の南にあったが(文化一〇年高野山細見絵図)、明治に入ってから勧学(かんがく)院の北、南谷の旧持宝(じほう)院敷地に移され、のち当地に移った。本尊地蔵菩薩。鎌倉時代の信堅院号帳には「成蓮院 成蓮房之居所也」とある。院号は開基成蓮房兼意の名により、兼意は康和(一〇九九―一一〇四)頃高野に登り保元(一一五六―五九)頃に没したとも伝える。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by