戦略的安定

共同通信ニュース用語解説 「戦略的安定」の解説

戦略的安定

冷戦時代から大量の核戦力を背景に対峙たいじしてきた米国とロシア(旧ソ連)は、両国間の軍事的緊張が核戦争を招かないよう「戦略的安定」という概念を共有した上で、軍備管理・軍縮交渉を進めてきた。バイデン米大統領とロシアのプーチン大統領は2021年1月、新戦略兵器削減条約(新START)の延長で合意、6月には米ロ首脳共同声明を発表し「戦略的安定対話」の着手を決めた。将来の核軍縮と核リスク削減を進めるのが狙いだが、22年2月にロシアがウクライナに侵攻し、頓挫している。熾烈しれつ競争を続ける米中間には、戦略的安定を模索する正式対話の枠組みはない。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

関連語 対峙

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む