デジタル大辞泉 「戯ゆ」の意味・読み・例文・類語 そば・ゆ【▽戯ゆ】 [動ヤ下二]《「そば(戯)う」が中世以降ヤ行に転じて用いられた語。終止形は「戯ゆる」となる例が多い》「そばえる」に同じ。「此の間は久しう乗らぬに依って、殊の外―・ゆる事ぢゃ」〈虎寛狂・止動方角〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「戯ゆ」の意味・読み・例文・類語 そば・ゆ【戯】 ( ハ行下二段活用の「そばふ」から転じて、室町時代ごろから用いられた語。多くの場合、終止形は「そばゆる」の形をとる )[ 1 ] 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙 =そばえる(戯)[ 一 ]〔塵芥(1510‐50頃)〕[初出の実例]「今暁夢に、狐一ふところに入て、種々そはゆる間」(出典:多聞院日記‐元亀三年(1572)閏正月二八日)[ 2 ] 〘 他動詞 ヤ行下二段活用 〙 ⇒そばえる(戯)[ 二 ]戯ゆの補助注記ハ行かヤ行か明らかでない例も多いが、本項には明らかな例だけをあげた。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例