戴国煇(読み)タイ コクキ

20世紀日本人名事典 「戴国煇」の解説

戴 国煇
タイ コクキ
ダイ/グオホイ*

07の歴史学者 文化大学(台湾)教授;立教大学名誉教授;元・台湾総統顧問。



国籍
台湾

生年
1931年4月15日

没年
2001年1月9日

出生地
桃園県

学歴〔年〕
中興大学農学院〔’54年〕卒,東京大学卒,東京大学大学院農学研究科農業経済学専攻〔’66年〕博士課程修了

学位〔年〕
農学博士(東京大学)〔’66年〕

経歴
1955年留学のため来日。アジア経済研究所主任研究員を経て、’76年から立教大学教授。’96年3月退任し、5月台湾に戻り李登輝政権下で防衛政策最高決定機関の総統顧問に就任。のち’99年まで国家安全会議諮問委員を務め、同年文化大学教授に就任。日本の台湾統治や国民党政権の民衆弾圧事件2.28事件の研究などで知られる。著書学位論文「中国甘蔗糖業の展開」や「日本人とアジア」「新しいアジアの構図」「台湾と台湾人」「華僑」「台湾という名のヤヌス」「台湾」、共著に「台湾霧社蜂起事件」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「戴国煇」の解説

戴国煇 たい-こっき

1931-2001 台湾のアジア史学者。
1931年4月15日生まれ。昭和30年来日し東大大学院でまなぶ。アジア経済研究所主任研究員をへて,51年立大教授。日中関係史,台湾史,華僑問題を研究。平成8年台湾にもどる。2001年1月9日死去。71歳。桃園県出身。中興大農学院卒。中国語読みはタイ-クオフェイ。著作に「台湾と台湾人」「華僑」「日本人とアジア」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android