戸塚廉(読み)とつか れん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「戸塚廉」の解説

戸塚廉 とつか-れん

1907-2007 昭和時代の教育運動家。
明治40年7月12日生まれ。郷里の静岡県掛川市で小学校教員となり,昭和5年同人誌「耕作者」を発行。7年新興教育同盟準備会に参加し,翌年検挙され免職。上京して池袋児童の村小学校の講師となり,10年「生活学校」を刊行戦後は掛川市で「おやこ新聞」を発行。平成19年死去。100歳。静岡師範卒。著作に「野に立つ教師五十年」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の戸塚廉の言及

【児童の村】より

野口援太郎らが中心となって1923年に結成した団体〈教育の世紀社〉が実験学校として開設した私立小学校。最初のものは24年に東京池袋に創設された池袋児童の村小学校で,野村芳兵衛やのちには戸塚廉などが教師として参加した。そこでの教育は,〈先生を選ぶ自由〉〈時間を選ぶ自由〉〈教材を選ぶ自由〉〈場所を選ぶ自由〉を尊重し,大正期の教育改造運動の高揚に大きな役割を果たした。…

※「戸塚廉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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