戸島新田村(読み)とじましんでんむら

日本歴史地名大系 「戸島新田村」の解説

戸島新田村
とじましんでんむら

[現在地名]赤穂市新田しんでん西浜北町にしはまきたまち

大津おおつ川左岸、以良羅いらら山の南にあり、備前街道が村内を通る。塩屋しおや村の西、同川を隔てて木生谷きうのたに村・織方おりかた村の東に位置する。浅野長直入封翌年の正保三年(一六四六)から干拓を始め、慶安三年(一六五〇)に約一〇〇町歩の新田を造成した(三宅家文書)。明暦二年(一六五六)まで鍬下年季(同文書)、「赤穂郡志」に「新田村」として「大津塩屋ノ南、ミナ始ハ沼ナリ、長直公コレヲ埋ンテ田地トシ此村ヲヒラク」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報