日本歴史地名大系 「戸川友林墓所」の解説 戸川友林墓所とがわゆうりんぼしよ 岡山県:玉野市宇藤木村戸川友林墓所[現在地名]玉野市宇藤木三(み)つ井戸(いど)から常(つね)山に数十メートル登った地点にある、もと常山城主戸川平右衛門秀安の墓所。秀安は天文七年(一五三八)生れ、宇喜多直家に仕え、天正五年(一五七七)二万五千石・兵二千で常山城を預かり、毛利氏の備前侵攻を防いだ。直家没後、秀家に仕え、同一三年に豊臣秀吉の命により従五位下肥後守に叙任され、諱をもらうが、のち病気隠居して常山山麓の宇藤木村に隠棲し、入道して友林と号した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報