戸隠山門前(読み)とがくしやまもんぜん

日本歴史地名大系 「戸隠山門前」の解説

戸隠山門前
とがくしやまもんぜん

[現在地名]戸隠村戸隠 中社ちゆうしや宝光社ほうこうしや

東は飯縄いいづな山西北の瑪瑙めのう山とその西怪無けなし山の山麓を擁し、北は戸隠神社奥社をその山ふところにおさめる戸隠山、西は西南荒倉あらくら山へ至る山脈をながめる。南は東・北・西の山々の山麓となっている。

門前集落は中社・宝光社よりなる。天保郷帳に「三百四拾石弐升四合 戸隠山門前」とある。中社・宝光社の成立年次は不詳。「戸隠山顕光寺流記」によれば、康平元年(一〇五八)奥社から宝光社を分社して宝光院とし、寛治元年(一〇八七)同じく奥社から中社を分社して中院としたとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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