中社(読み)チュウシャ

デジタル大辞泉 「中社」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐しゃ【中社】

古く、神社格式によって大・中・小に分けたうち第二位の神社。賀茂社・住吉社の類。
明治以後の神社制度で、官幣中社・国幣中社のこと。→官幣社国幣社
奥社と里のとの中間にある社殿

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「中社」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐しゃ【中社】

〘名〙
① 古く、神社の格式によって大中小に分けたうちの第二位の神社。賀茂社、住吉社など。
※律(718)逸文「𨷻入大社門者。徒一年。〈略〉中社小社。各逓減三等
② 明治維新以後の神社制度で、官幣中社・国幣中社の略称
東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉四「赤阪の氷川、湯島天神等は中社に属す」
③ 神社で、奥社と里の宮との中間にある社殿。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android