房田村(読み)ふさだむら

日本歴史地名大系 「房田村」の解説

房田村
ふさだむら

[現在地名]輪島市房田町

山本やまもと村の南、鳳至ふげし川中流西岸の段丘山地に立地。西境三蛇さんじや(三七二メートル)がある。正保郷帳に村名がみえ、高二四四石余、田方一二町余・畑方四町三反。承応三年(一六五四)の村御印の高二四六石余、免四ツ八歩(能登奥両郡収納帳)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の高二七二石、免五ツ五歩、小物成は山役一五一匁・苦竹役六匁・漆役五匁・蝋役二匁(三箇国高物成帳)。輪島町商人の土地集積がみられ、寛延元年(一七四八)の当村小作人ら一三名が輪島商人久保屋に宛てた連判証文(高森文書)では、久保屋が村内に高六〇石を所有。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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