所作人(読み)しょさにん

精選版 日本国語大辞典 「所作人」の意味・読み・例文・類語

しょさ‐にん【所作人】

  1. 〘 名詞 〙 所作をする人。儀式法会において楽器を演奏したり舞うなどして作法進行を分担する人。また、芸能演技などを行なう人をもいう。
    1. [初出の実例]「先是綱所着行香机下、定所作人等」(出典玉葉和歌集‐仁安二年(1167)七月二四日)
    2. 「御かくらをこなはるる〈略〉はててしよさ人みなみな御れい申さるる」(出典:御湯殿上日記‐文明一三年(1481)三月二六日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の所作人の言及

【人長】より

…宮中で行われる儀式音楽,御神楽(みかぐら)の演奏に際して,演奏者たち(所作人(しよさびと))に指示を与え,進行係の役目を果たす人。神楽歌のうち〈早韓神(はやからかみ)〉と〈其駒揚拍子(そのこまあげびようし)〉では人長舞を舞う。…

※「所作人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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