精選版 日本国語大辞典 「扇由由し」の意味・読み・例文・類語 おうぎ【扇】 由由(ゆゆ)し ( 中国の漢代に、成帝の寵を失った班婕妤(はんしょうよ)が、我が身を秋風が吹くと棄てられる扇にたとえて「怨歌行」をつくったという「文選」にみえる故事から ) 扇は男女の仲にとって不吉であるの意にいう。[初出の実例]「名にし負はば頼みぬべきをなぞもかくあふきゆゆしと名づけそめけん」(出典:古今和歌六帖(976‐987頃)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例