扉式祭壇(読み)とびらしきさいだん(英語表記)Flügelaltar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

扉式祭壇
とびらしきさいだん
Flügelaltar

レタベル祭壇屏から発達した観音開きの扉をもつ祭壇のこと。扉式祭壇はゴシック後期よりドイツを中心として,各地の聖堂に普及した。時代と地域によって形や大きさが異なるものがあるが,普通は中央部の厨子と左右1枚ずつの扉から成り,これらの3面 (両翼は両面) に祭壇画が描かれている。ファン・アイク兄弟の描いた『ヘントの祭壇画』,M.グリューネワルトの『イーゼンハイム祭壇画』は扉式祭壇画の最も有名なもの。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

犯人蔵匿罪

罰金以上の刑にあたる犯罪を犯した犯人または拘禁中に逃走した被拘禁者を蔵匿したり,隠避させる罪 (刑法 103) 。蔵匿とは,隠れる場所を提供することによって,隠避とは,逃走資金や変装用具などを提供する...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android