手と身になる(読み)テトミニナル

デジタル大辞泉 「手と身になる」の意味・読み・例文・類語

にな・る

《足すなわち銭がなくなる意》落ちぶれて身一つになる。無一物になる。
「―・りての思案、何ともらちのあかぬ世渡り」〈浮・永代蔵・五〉

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精選版 日本国語大辞典 「手と身になる」の意味・読み・例文・類語

て【手】 と 身(み)になる

  1. ( 「足(銭)がなくなる」の意からという ) 身ひとつになる。無一物になる。
    1. [初出の実例]「いへをやぶり、地山をうり、どう具・ひょうしきをうりすて〈略〉てと身とになりはて」(出典:本福寺跡書(1560頃)大宮参詣に道幸〈略〉夢相之事)

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