手に握る(読み)テニニギル

デジタル大辞泉 「手に握る」の意味・読み・例文・類語

にぎ・る

自分の所有とする。また、自分の支配下におく。「権力を―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手に握る」の意味・読み・例文・類語

て【手】 に 握(にぎ)

  1. 手中におさめる。自分の所有とする。また、自分の配下にする。
    1. [初出の実例]「おなじ巣にかへりしかひの見えぬかないかなる人かてににぎるらん」(出典:源氏物語(1001‐14頃)真木柱)
    2. 「気色誇りして、諸国の侍どもを手(テ)に握(ニギリ)」(出典源平盛衰記(14C前)三六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android