手上(読み)たかみ

精選版 日本国語大辞典 「手上」の意味・読み・例文・類語

た‐かみ【手上・剣柄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 手の上の意 ) 剣の柄(つか)をいう語。たかび。
    1. [初出の実例]「撫剣、此をば都盧耆能多伽彌屠利辞魔屡(つるぎのタカミとりしばる)と云ふ」(出典日本書紀(720)神武即位前)

て‐うえ‥うへ【手上】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 技芸才知などが他の人よりすぐれていること。また、そのさま。うわて。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「我より手うへの者共広き天下に幾程もあるなり」(出典:仮名草子・浮世物語(1665頃)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android