才知(読み)サイチ

精選版 日本国語大辞典 「才知」の意味・読み・例文・類語

さい‐ち【才知・才智・材智】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 才能と知恵。心のはたらき。
    1. [初出の実例]「殊雖材智、遂三会講師昇綱位也」(出典中右記‐承徳元年(1097)三月八日)
    2. 「容儀躰はい人に勝れ、才智才覚さへ世にこえたるべし」(出典:平家物語(13C前)二)
    3. [その他の文献]〔漢書‐匡衡伝〕
  3. ( 形動 ) かしこいこと。頭の働きぐあいの鋭いこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「その比、紀の権の守と申す人、才智の人なりけり」(出典:風姿花伝(1400‐02頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む