技芸(読み)ギゲイ

デジタル大辞泉 「技芸」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐げい【技芸/伎芸】

美術工芸などの技術
歌舞・音曲などの芸能。また、そのわざ。
[補説]1は「技芸」、2は「伎芸」と書くことが多い。
[類語]技術技巧技法手法技能技量うで腕前わざテクニック

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「技芸」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐げい【技芸・伎芸・妓芸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 美術、工芸、手仕事などの技術。わざ。
    1. [初出の実例]「放逸之輩、剰為技芸」(出典:新編追加‐弘安二年(1279)一二月一五日・官宣旨)
    2. 「算盤にて如何やうのこともなしつくせり。是は格別の伎芸なり」(出典:随筆・文会雑記(1782)三)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝注‐襄公一四年〕
  3. 仕事をする能力。技術。技能。
    1. [初出の実例]「麒驥驊騮は古の良馬也。一日の内に千里を馳す。しかれども鼠を捕ことは狸狌にはをとる也。〈略〉それぞれの技芸かはれば也」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)三)
  4. 歌舞音曲などの芸能のわざ。遊芸。また、曲芸。見せ物。芸。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「かたちたをやかに、きよらなる女子をえらびて〈略〉妓芸(ギゲイ)をならはさせ給」(出典:評判記色道大鏡(1678)一四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「技芸」の読み・字形・画数・意味

【技芸】ぎげい

技術。〔子、君道〕其の百官の事、技の人に於けるや、之れと能を爭はずして、善く其の功を用ふることを致す。

字通「技」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android