手利(読み)てきき

精選版 日本国語大辞典 「手利」の意味・読み・例文・類語

て‐きき【手利】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 弓など、武芸腕前が勝れていること。また、その人。
    1. [初出の実例]「長高く見目鑭(きら)らかにして、〈略〉並无き手聞にてぞ有ける」(出典今昔物語集(1120頃か)二九)
  3. 物事を巧みに行なうこと。手わざのたくみなこと。また、その人。うできき。熟練者。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「当世着物の縫出しすぐれて都の手利(てキキ)ありて」(出典:浮世草子日本永代蔵(1688)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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