手前普請(読み)テマエブシン

デジタル大辞泉 「手前普請」の意味・読み・例文・類語

てまえ‐ぶしん〔てまへ‐〕【手前普請】

借家人自分費用で、または、自分で借家修理をすること。
貸家といふは名ばかり、破れ家を―」〈浄・博多小女郎

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手前普請」の意味・読み・例文・類語

てまえ‐ぶしんてまへ‥【手前普請】

  1. 〘 名詞 〙 借家人が費用を自分持ちで借家の修理をすること。また、職人を頼まないで自分で修理すること。
    1. [初出の実例]「かしやといふは名ばかり、やぶれ家を手まへぶしん、ねだも追付張る筈で」(出典:浄瑠璃・博多小女郎波枕(1718)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android