手子の衆(読み)テコノシュ

デジタル大辞泉 「手子の衆」の意味・読み・例文・類語

てこ‐の‐しゅ【手子の衆/×梃の衆】

手助けをする者。鍛工・土工・石工などの下働き手子てこのしゅう。
とびの衆―ああ御造作お物入り」〈浄・扇八景〉
江戸時代、大名抱えの火消し人足。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手子の衆」の意味・読み・例文・類語

てこ【手子】 の 衆(しゅう・しゅ)

  1. てこ(手子)
    1. [初出の実例]「ふいご吹く鍜冶屋のてこの衆」(出典:浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)職人尽し)
  2. 江戸時代、大名抱えの火消し人足。

てっこ【手子】 の 衆(しゅう・しゅ)

  1. てこ(手子)の衆
    1. [初出の実例]「ちょこちょこ打つはけいひき鍛冶屋梃子(テッコ)の衆」(出典歌謡・松の葉(1703)二・木やり)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android