手挟(読み)たばさみ

精選版 日本国語大辞典 「手挟」の意味・読み・例文・類語

た‐ばさみ【手挟】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 騎射挟物(はさみもの)の的(まと)一種一説に、矢を二手に持って、一矢を箭台に立て、残った三本の矢を手にして三度射ること。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
  3. 日本建築で、水平な床と勾配のある木との合する部分のおさまりをよくするために取り付ける板。向拝柱組物垂木との間などに用いる。〔紙上蜃気(1758)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android