手水の間(読み)チョウズノマ

デジタル大辞泉 「手水の間」の意味・読み・例文・類語

ちょうず‐の‐ま〔てうづ‐〕【水の間】

清涼殿内、朝餉あさがれいの間の北隣りにあり、天皇手水を用いた部屋御手水の間。

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精選版 日本国語大辞典 「手水の間」の意味・読み・例文・類語

ちょうず【手水】 の 間(ま)

  1. 清涼殿の朝餉間(あさがれいのま)に北接し、天皇の手水を進める所。
    1. [初出の実例]「皆参りあひて、御てうづの間にして、月百首の御探題あり」(出典:春のみやまぢ(1280)八月二日)

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世界大百科事典(旧版)内の手水の間の言及

【手水鉢】より

… なお,寺社の手水鉢は水盤(すいばん)とも呼ばれ,四方吹放ちの建物に据えられることが多く,建物を手水屋,水盤舎などと呼ぶ。また皇居清涼殿朝餉間(あさがれいのま)に北接して,天皇が手水を進める場所として手水の間があった。【日向 進】【宮沢 智士】。…

※「手水の間」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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