家庭医学館 「手白癬」の解説
てはくせん【手白癬 Ringworm of the Hands】
手のひらに生じた白癬で(手の甲(こう)は体部白癬(たいぶはくせん)という)、多くは足白癬(あしはくせん)に合併するものです。足白癬の角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)と同様の症状が多く、ときに小水疱型(しょうすいほうがた)もみられます。足白癬に比べてはるかに少なく、しばしば手の湿疹(しっしん)とまちがわれて見過ごされることがあります。手の湿疹はおもに利き手の症状がひどいのですが、手白癬では逆のことも多く、利き手と反対側の皮膚症状が強い場合は手白癬を疑うべきでしょう。
診断には真菌の確認が必要です。
治療は足白癬と同じです。