手白癬(手の水虫)
てはくせん(てのみずむし)
Tinea manus
(皮膚の病気)
手に生じる白癬菌感染症で、頻度は全白癬患者の3%程度です。
手白癬は本人の足(あし)白癬からうつることが多いので、足白癬の放置が最も問題になります。
手白癬は片手だけに生じることが多く、鱗屑(皮膚表面からはがれかけている角質)を伴う角化傾向のある紅斑を示します。小水疱を伴うこともあり、かゆみは軽度です。手の皮膚炎で最も多いのは手湿疹で、ほとんどの場合、両手に病変を生じます。したがって片手の時は手白癬の疑いがあります。
直接鏡検(顕微鏡での検査)KOH法で行います。足白癬より菌要素を検出しやすい病気です。
外用療法を行います(白癬)。足白癬より治りやすい病気です。
自分の手から、爪を含めて体のほかの部位へ拡大していることがあるので、全身のチェックを行ってください。
加藤 卓朗
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報
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てはくせん【手白癬 Ringworm of the Hands】
[どんな病気か]
手のひらに生じた白癬で(手の甲(こう)は体部白癬(たいぶはくせん)という)、多くは足白癬(あしはくせん)に合併するものです。足白癬の角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)と同様の症状が多く、ときに小水疱型(しょうすいほうがた)もみられます。足白癬に比べてはるかに少なく、しばしば手の湿疹(しっしん)とまちがわれて見過ごされることがあります。手の湿疹はおもに利き手の症状がひどいのですが、手白癬では逆のことも多く、利き手と反対側の皮膚症状が強い場合は手白癬を疑うべきでしょう。
診断には真菌の確認が必要です。
治療は足白癬と同じです。
出典 小学館家庭医学館について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の手白癬の言及
【水虫】より
…以上の病型ともかゆみがあることが多い。 手水虫(手白癬tinea manuum)は足白癬に比して頻度は少ない。皮疹は遠心性に拡大するが中心部は自然治癒の傾向があり,環状ないし連圏状を呈する。…
※「手白癬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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