手離れ(読み)テバナレ

デジタル大辞泉 「手離れ」の意味・読み・例文・類語

て‐ばなれ【手離れ】

[名](スル)
幼児が成長して、親の手を離れること。「子供手離れして仕事に復帰する」
物事ができ上がって、手を加える必要がなくなること。「その工事私共からもう手離れしています」

た‐ばなれ【手離れ/手放れ】

手を離れること。別れること。
防人さきもりに立ちし朝明あさけ金門出かなとでに―惜しみ泣きし児らはも」〈・三五六九〉

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精選版 日本国語大辞典 「手離れ」の意味・読み・例文・類語

た‐ばなれ【手離・手放】

  1. 〘 名詞 〙 手を離れること。そばから遠ざかること。てばなれ。
    1. [初出の実例]「防人に立ちし朝明の金門出に手婆奈礼(たバナレ)惜しみ泣きし児らはも」(出典万葉集(8C後)一四・三五六九)

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