手風・手振(読み)てぶり

精選版 日本国語大辞典 「手風・手振」の意味・読み・例文・類語

て‐ぶり【手風・手振】

〘名〙
① ならわし。風俗風習
万葉(8C後)五・八八〇「あまざかる鄙に五年住まひつつ都の提夫利(テブリ)忘らえにけり」
書体書風
浮世草子・本朝桜陰比事(1689)五「文ども取よせられ御一覧あそばしけるに、三品に手ふり違ひければ」
俳諧傾向俳風
※俳諧・おらが春(1819)「手ぶりはおのれが手ぶりにして、あが翁の細みをたどり」

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