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三品 さんぴんsan-pin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

三品
さんぴん
san-pin

中国書画において芸術的価値を区別する3つの基準となる神品妙品,能品の三品格。六朝時代に書について用いられ,盛唐の書家張懐かん (ちょうかいかん) が「天成にいずるものを神品,筆墨超絶して意趣の余りあるものを妙品,形似を得たものを能品」と評してから,この価値基準が一般的となった。唐末の朱景玄はほかに逸品 (→逸品画風 ) を加えて四品とし,以後,中国画論における評論基準には,この品等が用いられるようになった。

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デジタル大辞泉の解説

さん‐ぴん【三品】

三つの品物。
書画にそなわるべき三つの品位。神品妙品能品
男子の志すべき三つの品位。道徳・功名・富貴。
商品取引市場で、綿花綿糸綿布のこと。

さん‐ぼん【三品】

仏語。上下・優劣などの階位を示す、上品中品下品三つ
親王(しんのう)の位階の第三位。
中国・日本の位階の第三位。三位。

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大辞林 第三版の解説

さんぴん【三品】

三種の物。みしな。
三つの品格。書画の神品・妙品・能品。また、士の道徳に志すこと、功名に志すこと、富貴に志すこと。

さんぼん【三品】

〘仏〙 上品じようぼん・中品・下品げほん。極楽浄土での三階級。
律令制で、親王の位の第三位。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

三品
さんぴん

三つの品目あるいは等級をいい、その用法にはいろいろある。絵画や書などでは、そのできばえによって神品、妙品、能品の三つをたて、『図絵宝鑑』には、「気韻生動して天成に出るものは神品、筆墨超絶にして伝染よろしきを得たものを妙品、実物によく似ていて規矩(きく)にたがわぬものを能品という」などとある。政治上では、王者の政、覇者の政、強者の政をいい、人の性質も上、中、下の三品に分けられることもある。また、独立した男子の志す3種の品位として、道徳、功名、富貴の三つを数える。金、銀、銭相互の相場もこの名でよび、取引市場では綿花、綿糸、綿布(または蚕糸か人絹)をいう。[田所義行]

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世界大百科事典内の三品の言及

【大阪三品取引所】より

…大阪市東区北久太郎町にある商品取引所。略して〈三品〉ということが多く,三品取引所ともいう。大阪は,江戸時代すでに近郊産出の綿花から綿糸,綿布の製品に至る綿関係の集散地だったが,明治年間に入って近代綿紡績業が発展するとともに,その原料綿花の多くを輸入に依存するようになった。…

※「三品」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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