打ち向かう(読み)うちむかう

精選版 日本国語大辞典 「打ち向かう」の意味・読み・例文・類語

うち‐むか・う‥むかふ【打向】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙
  2. ( 「うち」は接頭語 ) 向かい合う。ある人やある方向に向く。
    1. [初出の実例]「さはやかにうちむかひきこえんことは、なほいとまばゆくて」(出典:夜の寝覚(1045‐68頃)五)
    2. 「あはれ、へだてなくうちむかひておはしたらば、命ばかりは助けたてまつてまし」(出典:平家物語(13C前)一〇)
  3. ( 「うち」は接頭語 ) ある場所に向かって進む。出向く。
    1. [初出の実例]「次の日北条かしこに打むかひ」(出典:平家物語(13C前)一二)
  4. たち向かって攻撃する。手むかいする。
    1. [初出の実例]「源氏の方より今井四郎兼平三百余騎でうちむかふ」(出典:平家物語(13C前)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む