打ち損ずる(読み)うちそんずる

精選版 日本国語大辞典 「打ち損ずる」の意味・読み・例文・類語

うち‐そん・ずる【打損】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]うちそん・ず 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. ( 「損ずる」は損傷を与えるの意 ) 攻撃して相手にけがをさせる。また、打撃を与えて壊す。
    1. [初出の実例]「忍勝を打損じて、即ち死ぬ」(出典:今昔物語集(1120頃か)一四)
  3. 打撃を受けて損傷する。
    1. [初出の実例]「梶井宮も御腰を打損(ソン)ぜさせ給ひたりと」(出典太平記(14C後)二七)
  4. ( 「損ずる」は失敗するの意 ) うつことをしくじる。うちもらす。うちそんじる。
    1. [初出の実例]「打そんせしも、きりたるゆへ、ただてどりにせよと」(出典:浄瑠璃・宇治の姫切(1658)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む