打ち損ずる(読み)うちそんずる

精選版 日本国語大辞典 「打ち損ずる」の意味・読み・例文・類語

うち‐そん・ずる【打損】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]うちそん・ず 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. ( 「損ずる」は損傷を与えるの意 ) 攻撃して相手にけがをさせる。また、打撃を与えて壊す。
    1. [初出の実例]「忍勝を打損じて、即ち死ぬ」(出典:今昔物語集(1120頃か)一四)
  3. 打撃を受けて損傷する。
    1. [初出の実例]「梶井宮も御腰を打損(ソン)ぜさせ給ひたりと」(出典太平記(14C後)二七)
  4. ( 「損ずる」は失敗するの意 ) うつことをしくじる。うちもらす。うちそんじる。
    1. [初出の実例]「打そんせしも、きりたるゆへ、ただてどりにせよと」(出典:浄瑠璃・宇治の姫切(1658)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む