デジタル大辞泉 「打ち明ける」の意味・読み・例文・類語 ぶち‐あ・ける【▽打ち明ける】 [動カ下一]1 中のものをすっかり出してしまう。「文さんのお弁当は―・けてお仕舞い」〈二葉亭・浮雲〉2 隠しごとをせず、すっかり話す。うちあける。「にしゃあ心安いから―・けて言ってもえいが」〈滑・続膝栗毛・一一〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「打ち明ける」の意味・読み・例文・類語 ぶち‐あ・ける【打明・打開】 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 ( 「ぶち」は接頭語 )① 中のものをすっかり外へほうり出す。容器をからにしてしまう。[初出の実例]「此荷底に挟れたは女の着る物〈略〉。ぶち明けて詮議せん」(出典:浄瑠璃・義経千本桜(1747)一)② 隠さないですっかり話す。うちあける。[初出の実例]「にしゃア心安いからぶちあけていってもえいが」(出典:滑稽本・続膝栗毛(1810‐22)一一)③ 穴などを勢いよくあける。勢いよくひらく。[初出の実例]「その後頭の左寄りの処に〈略〉穴を『ブチ開け』てやりたい」(出典:海に生くる人々(1926)〈葉山嘉樹〉八) ぶっちゃ・ける【打明】 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 「ぶちあける(打明)」を強めていう語。[初出の実例]「ぶっちゃけてしまいますが、ムノー、デクノボーは沢野の方でさあ」(出典:神野推理氏の華麗な冒険(1977)〈小林信彦〉災厄の島) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例