打ち麻やし(読み)ウチソヤシ

デジタル大辞泉 「打ち麻やし」の意味・読み・例文・類語

うちそ‐やし【打ち麻やし】

[枕]《「やし」は間投助詞む意から「をうみ」の略の「をみ」にかかる。
「―麻績をみの子ら」〈・三七九一〉
[補説]用例の原表記「打十八為」を「うつそやし」と読む説もある。

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精選版 日本国語大辞典 「打ち麻やし」の意味・読み・例文・類語

うちそ‐や‐し【打麻し】

  1. ( 「や」「し」は、ともに詠嘆の意を表わす助詞 ) 打麻(うちそ)を「績(う)む」ところから、「うむ」と類音の「をみ(麻績)」にかかる。
    1. [初出の実例]「打十八為(うちそやし) 麻績(をみ)の子ら あり衣の 宝の子らが 打つ栲(たへ)は」(出典万葉集(8C後)一六・三七九一)

打ち麻やしの補助注記

用例の「打十八為」を「うつそやし」と訓む説もある。

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