麻績(読み)オミ

デジタル大辞泉 「麻績」の意味・読み・例文・類語

おみ〔をみ〕【績】

《「おうみ」の音変化》を細く裂いて、より合わせて糸にすること。また、それを職とする人。
打麻うちそやし―の子ら」〈・三七九一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「麻績」の意味・わかりやすい解説

麻績[村] (おみ)

長野県中部,東筑摩郡の村。人口2970(2010)。筑摩山地に位置し,北縁には聖(ひじり)山,南端には四阿屋(あずまや)山がそびえ,中央を犀(さい)川支流の麻績川が西流する。村域の70%近くを山林原野が占め,平地は麻績川沿岸に限られるが,聖山南麓では標高1000m付近まで集落が散在し,耕地化されている。中心集落の麻績は近世北国西脇往還宿場として栄え,本陣が置かれた。主産業は稲作畜産,果樹栽培などの農業である。聖山一帯は県立自然公園に指定され,聖湖を中心にハイキング,スキー,スケート客でにぎわう。また別荘地開発も進められている。長野自動車道は国道403号線の南側を通り,麻績インターチェンジはJR篠ノ井線聖高原駅の南に位置する。日(ひ)にある天台宗福満寺の薬師如来座像は重要文化財。
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