打っ込む(読み)ブッコム

デジタル大辞泉 「打っ込む」の意味・読み・例文・類語

ぶっ‐こ・む【打っ込む】

[動マ五(四)]ぶちこむ」の音変化。「大砲を―・む」「鍋に大根を―・む」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「打っ込む」の意味・読み・例文・類語

ぶっ‐こ・む【打込】

  1. 〘 他動詞 マ行五(四) 〙 ( 「ぶちこむ(打込)」の変化した語 )
  2. うちこむ。投げ入れる。たたきこむ。
    1. [初出の実例]「敵も味方も一度に鑓をぶっこんだ所で」(出典:雑兵物語(1683頃)下)
  3. 混ぜこむ。混ぜ入れる。
  4. (刀などを腰に)さす。おびる。
    1. [初出の実例]「長物を一本打(ブ)っ込んで通ひ慣れたる土手八丁」(出典:落語・無学者論(1894)〈禽語楼小さん〉)

ぼっ‐こ・む【打込】

  1. 〘 他動詞 マ行五(四) 〙
  2. 勢いよく投げ込む。また、激しく追い込む。ぶっこむ。
    1. [初出の実例]「みぞ河へぼっこふで」(出典:虎寛本狂言・武悪(室町末‐近世初))
  3. むぞうさに差す。刀などをあらあらしく腰に差す。ぶちこむ。
    1. [初出の実例]「太刀ほっかうで」(出典:浄瑠璃・源平武将論(1662)五)

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