打っ通す(読み)ブットオス

デジタル大辞泉 「打っ通す」の意味・読み・例文・類語

ぶっ‐とお・す〔‐とほす〕【打っ通す】

[動サ五(四)]
反対側へ貫かせる。「千枚通しを厚紙に―・す」
ある期間最初から最後まで継続して行う。「朝から晩まで―・して働く」
端から端までさえぎるものがないようにする。ぶち抜く。「二部屋を―・す」

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精選版 日本国語大辞典 「打っ通す」の意味・読み・例文・類語

ぶっ‐とお・す‥とほす【打通】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 ( 「ぶっ」は接頭語 ) 「とおす(通)」の俗語的表現
    1. [初出の実例]「おれもずっぷりぶっ通(トホ)し、かいたる汗を」(出典歌舞伎・𢅻雑石尊贐(1823)中幕)
    2. 「五匁弾だもの。恁う貫通(ブットホ)されでヤ人だって直ぐ死んで了ふせえ」(出典:刑余叔父(1908)〈石川啄木〉四)

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