打割る(読み)ウチワル

デジタル大辞泉 「打割る」の意味・読み・例文・類語

うち‐わ・る【打(ち)割る】

[動ラ五(四)]
打ってくだく。たたき割る。「かわらを―・る」
悩みや心の中を包み隠さずに全部話す。打ち明ける。「腹を―・って話す」
[類語]割る叩き割る叩き壊す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「打割る」の意味・読み・例文・類語

うち‐わ・る【打割】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
  2. たたいて裂け目をつくる。打ってくだく。
    1. [初出の実例]「女はえさはうちわりて出でじ。男のしたるなめり」(出典:落窪物語(10C後)二)
  3. 事情などを隠さないですべて話す。打ち明ける。
    1. [初出の実例]「一先京へのぼってくれと、打わっていわれなば何しにいなといふべきや」(出典:浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android