打枝(読み)ウチエダ

デジタル大辞泉 「打枝」の意味・読み・例文・類語

うち‐えだ【打(ち)枝】

金属製の造花の枝。広蓋ひろぶたにのせた小袖こそでなどの押さえに用いる道具。打ち置き。
枝打ち」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「打枝」の意味・読み・例文・類語

うち‐えだ【打枝】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 銅などを打ち出して鍍金(めっき)を施すなどした金属製の造花の枝。広蓋(ひろぶた)にのせた小袖の押えに用いる道具。贈答用には金や銀で作ることもある。うちおき。
    1. [初出の実例]「蔦かへで〈略〉かねのうちえだにつけたり」(出典:弁内侍日記(1278頃)建長二年四月八日)
  3. 樹木の下枝を切り落とすこと。えだうち。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android