払子貝(読み)ホッスガイ

デジタル大辞泉 「払子貝」の意味・読み・例文・類語

ほっす‐がい〔‐がひ〕【払子貝】

六放海綿綱ホッスガイ科の海綿動物。体は10~15センチのコップ状。下につく長い硅質けいしつの柄で海底に固着する。相模湾駿河湾深海底分布

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「払子貝」の意味・読み・例文・類語

ほっす‐がい‥がひ【払子貝】

  1. 〘 名詞 〙 ホッスガイ科の海綿動物。相模湾の三〇〇~五〇〇メートルの深海から得られている。体はコップ状で、後端中央から出ている柄で海底に直立する。大形のものは全長八〇センチメートルに達する。柄は純白な珪素質の糸の束からなり、払子に見たてていう。柄の上部にはカイメンスナギンチャクが共生している。うみほっす。〔生物学語彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android