扶植(読み)フショク

デジタル大辞泉 「扶植」の意味・読み・例文・類語

ふ‐しょく【扶植】

[名](スル)勢力などを、植えつけ拡大すること。「改革思想を扶植する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「扶植」の意味・読み・例文・類語

ふ‐しょく【扶植】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 勢力などを、植えつけること。
    1. [初出の実例]「扶植するも、猶足らざるを恐る、何ぞ之を壊るべけん」(出典:公議所日誌‐一六下・明治二年(1869)五月)
    2. 「将たまた、教勢拡張、教権扶植でないことは言ふまでもない」(出典:基督教とは何ぞや(1905)〈内村鑑三〉)
  3. たすけたてること。扶持すること。〔謝枋得‐初到建寧賦詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「扶植」の読み・字形・画数・意味

【扶植】ふしよく

しっかりうえこむ。宋・謝枋得〔初めて建寧に到りて詩を賦す〕詩 中の栢、(いよいよ)たり 綱常を扶植するは、此の行に在り

字通「扶」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android