(読み)フ

普及版 字通 「扶」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 7画

[字音]
[字訓] たすける・まもる・よる

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は夫(ふ)。〔説文〕十二上に「左(たす)くるなり」とあり、扶持し保護する意。傅・附と声義が近い。

[訓義]
1. たすける、まもる、ささえる。
2. よる、よりそう。
3. よじる、おきる。
4. くみひも、四本よりのひも。
5. 四本指の長さ。
6. 匍(ほ)と通じ、はらばう。

[古辞書の訓]
名義抄〕扶 タスク・オシカカル・スケ・カムカフ・トラフ・スガル・ウツ・ツク・ヒロゴル・モツ・ウガツ・タノモシ・ハフ/扶入 カシヅキセラル

[語系]
扶・輔biuaは同声。傅piua、phiuaは声近く、みな扶助の意がある。また附bioもこの系統の語で、附着し、依附する意がある。

[熟語]
扶育扶掖・扶起扶危扶箕・扶義扶救・扶挙扶渠扶挟・扶・扶扶携扶挈・扶護・扶工扶賛・扶侍・扶持扶疾・扶樹・扶助扶牀・扶将扶丞・扶杖扶植扶衰・扶正・扶・扶疎・扶桑・扶・扶同・扶風・扶服・扶病・扶木・扶・扶養扶揺・扶翼扶鸞扶盧・扶老
[下接語]
義扶・給扶・夾扶・協扶・挟扶・携扶・自扶・杖扶・親扶・人扶・推扶・対扶・摶扶・提扶・天扶・内扶・難扶・翼扶・力扶

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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