抉上げる(読み)こじあげる

精選版 日本国語大辞典 「抉上げる」の意味・読み・例文・類語

こじ‐あ・げる【抉上】

  1. 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]こじあ・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙
  2. 梃子(てこ)、棒などをさしこんで上へねじりあげる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「木の株へ唐鍬を強く打込んでぐっとこじ扛(ア)げようとした時」(出典:土(1910)〈長塚節〉七)
  3. きびしい体刑を加えて詰問する。しめあげる。ねじあげる。
    1. [初出の実例]「刀の小尻、箱にかけたる三寸縄、慈悲も情も荒川が、こし上(ア)げこし上げさいなむにぞ」(出典:人情本・明烏後正夢(1821‐24)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android