唐鍬(読み)トウグワ

精選版 日本国語大辞典 「唐鍬」の意味・読み・例文・類語

とう‐ぐわタウぐは【唐鍬】

  1. 〘 名詞 〙 頭部が鉄で、木の柄をはめたくわ。刃に反(そ)りがなく、木の根を掘りおこす時などに用いる。とうが。
    1. [初出の実例]「蟪蛄(けら)の故郷波に荒ゆく 立帰り又も秋見ん唐鍬(タウクハ)や〈常矩〉」(出典:俳諧・雑巾(1681)独吟)

とう‐がタウ‥【唐鍬】

  1. 〘 名詞 〙 「とうぐわ(唐鍬)」の変化した語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android