折違町(読み)すじかいまち

日本歴史地名大系 「折違町」の解説

折違町
すじかいまち

[現在地名]金沢市昭和町しようわまち・折違町

六枚ろくまい町の北西にあり、両側町で地子町。町名鞍月くらつき用水に架かる折違橋にちなむ。元禄元年(一六八八)の捨子届書(「町会所留記」加越能文庫)に折違橋番人三右衛門と記載されている。同六年の侍帳に「すぢかい橋近所六枚町」とあり、同九年の書上(「片岡孫作筆録」加越能文庫)には折違町とある。折違橋は道路が曲がっていたので橋も斜めに架けられていたため起こった名称(加能郷土辞彙)。延宝五年(一六七七)二月一九日、菊池十六郎与力川島覚右衛門三社さんじや町宅より出火古道ふるみち町へ飛火し、折からの強風で折違町も焼失した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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