折金(読み)おりがね

精選版 日本国語大辞典 「折金」の意味・読み・例文・類語

おり‐がねをり‥【折金】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 刀の鞘(さや)の付属具の部分の名。刀の鞘の栗形(くりがた)の下につけて帯をはさみ、刀身を抜く際に鞘の抜け出すのを防ぐためのもの。角(つの)、木または金属でつくった。おいかえり。かえりづの。さかさづの。おびどめ。
    1. [初出の実例]「おりがね、くりかた、つか口などばかり金にて候はくるしからず候」(出典:宗五大草紙(1528)太刀打刀之作やうの事)
  3. 旗の乳(ち)に通して、旗を旗竿に取り付けるのに用いる曲がった金具。おりかけ。
    1. [初出の実例]「乳付の旗には横手・折金あり」(出典:武家事記(1673)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む