抜船(読み)ぬけぶね

精選版 日本国語大辞典 「抜船」の意味・読み・例文・類語

ぬけ‐ぶね【抜船】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ある定まった役目についている船を臨時に他の用に使うこと。また、その船。
    1. [初出の実例]「人の心夜の間に替る相場也 何国の浦へかぬけ舟つかい」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第二〇)
  3. 江戸時代鎖国の禁を犯して海外に渡航すること。また、その船。また、密貿易のこと。
    1. [初出の実例]「朝鮮抜舟之儀ともとも遂相談」(出典:犯科帳‐享保一〇年(1725))
  4. 遊里で、他を出しぬくことをいう。ぬけがけ。
    1. [初出の実例]「ぬけぶねつかふともいふ。ぬけがけと同事なり」(出典:評判記・色道大鏡(1678)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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