犯科帳(読み)はんかちょう

日本大百科全書(ニッポニカ)「犯科帳」の解説

犯科帳
はんかちょう

1666年(寛文6)から1867年(慶応3)に至る200年間の長崎奉行(ぶぎょう)所の刑事判決記録原本145冊。現在、県立長崎図書館所蔵。江戸時代の刑法史料としても重要であるが、当時、唯一の貿易港であった長崎における密輸など貿易関係の犯罪やキリシタン、漂流などの記録もあり、市井の風俗を知るのにも絶好の史料である。

[石井良助]

『森永種夫編『犯科帳』全11巻(1958~61・同書刊行会)』『森永種夫著『犯科帳――長崎奉行の記録』(岩波新書)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「犯科帳」の解説

犯科帳
はんかちょう

江戸時代の長崎奉行所の判決記録。原本は寛文6 (1666) ~慶応3 (1867) 年の 145冊。現在は県立長崎図書館所蔵。江戸時代の刑事裁判の研究に不可欠の貴重な史料で,1958年に『長崎犯科帳』 (10巻) として刊行ほかに『犯帳目録』が出版されている。

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精選版 日本国語大辞典「犯科帳」の解説

はんかちょう ハンクヮチャウ【犯科帳】

江戸幕府の遠国奉行所である長崎奉行所の寛文六年(一六六六)から慶応三年(一八六七)までの刑事判決録。長崎犯科帳ともいう。

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デジタル大辞泉「犯科帳」の解説

はんかちょう〔ハンクワチヤウ〕【犯科帳】

江戸時代の長崎奉行所の判決記録。145冊。寛文6年(1666)から慶応3年(1867)の200年間にわたる記録。

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世界大百科事典内の犯科帳の言及

【長崎犯科帳】より

…遠島以下は奉行限りであるが,死刑や判例の乏しい事件は幕府へ〈御仕置伺〉のうえで判決を下した。現存の〈犯科帳〉は,1666‐1867年(寛文6‐慶応3)分の145冊で,森永種夫編《犯科帳》11冊として刊行されている。【中村 質】。…

※「犯科帳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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