披裂軟骨(読み)ひれつなんこつ

精選版 日本国語大辞典 「披裂軟骨」の意味・読み・例文・類語

ひれつ‐なんこつ【披裂軟骨】

  1. 〘 名詞 〙 喉頭軟骨の一つ甲状軟骨とともに、声帯の付着点となり、声門開閉に関係する。〔解体新書(1774)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「披裂軟骨」の意味・わかりやすい解説

披裂軟骨
ひれつなんこつ
arytenoid cartilage

喉頭軟骨の一つ。輪状軟骨の後上端にあり,声帯および声帯周囲の筋肉の付着部となる。 (→喉頭 )

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世界大百科事典(旧版)内の披裂軟骨の言及

【喉頭】より

…この原型は肺魚にもみられるが,系統進化とともに複雑な構造となる。両生類の喉頭軟骨の基本は1対の側軟骨であるが,一部の両生類では側軟骨が分化した披裂軟骨と輪状軟骨をもつ。爬虫類や鳥類でもほぼ同じ構造であるが,ワニ類では甲状軟骨をももつ。…

※「披裂軟骨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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