抱擁反射(読み)ホウヨウハンシャ(その他表記)clasping reflex

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「抱擁反射」の意味・わかりやすい解説

抱擁反射
ほうようはんしゃ
clasping reflex

カエルの雄で繁殖期に現れる特有の脊髄反射。雌ガエルを抱擁する反射で,生殖行動基礎となる。胸部前肢腹面への接触刺激となり,触れたものに前肢で強くしがみつく。生殖期以外は,視葉にある抑制中枢で抑制されていて,繁殖期には,雄性ホルモンの分泌増加によって反射が出現すると考えられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む