雄性ホルモン(読み)ゆうせいほるもん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「雄性ホルモン」の意味・わかりやすい解説

雄性ホルモン
ゆうせいほるもん

脊椎(せきつい)動物の精巣の間細胞から分泌されるステロイド系の性ホルモン。代表的なものはテストステロンアンドロステンジオンで、これらの物質を総称してアンドロゲンという。ヒトの場合は男性ホルモンといわれる。おもな作用は精子形成の刺激、雄性生殖器官の発達と機能維持、タンパク質同化促進、二次性徴の発達と維持、性行動の発現などである。精巣のほか、卵巣副腎(ふくじん)皮質からも少量分泌される。

[守 隆夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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