押分ける(読み)オシワケル

デジタル大辞泉 「押分ける」の意味・読み・例文・類語

おし‐わ・ける【押(し)分ける】

[動カ下一][文]おしわ・く[カ下二]群がっているものを左右に押しつけるように分け開く。かき分ける。「夏草を―・けて歩く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「押分ける」の意味・読み・例文・類語

おし‐わ・ける【押分】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]おしわ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. 物を前後左右に押しやって、分ける。かきわける。おしひらく。
    1. [初出の実例]「且(また)、天の八重雲を排分(オシワケ)て」(出典日本書紀(720)神代下(水戸本訓))
  3. ( 「おし」は接頭語 ) はっきりと区別する。
    1. [初出の実例]「是を大乗、小乗とをし分て」(出典:妙貞問答(1605)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android